お産

お産

当センターは助産所です。安心して妊娠・出産・育児に臨んでもらえるよう助産師が妊婦さんとご家族に時間をかけて丁寧に寄り添いながらお話をさせてもらいます。

身体や心の変化にともなって出てくる悩みや苦痛が和らぎ、少しでも前向きに妊娠・出産をとらえてもらえるよう一人ひとりの想い・生活スタイル・価値観を尊重しながらアットホームで細やかなケアを行います。

助産所とは

助産所では助産師が24時間365日常駐しています。病院や診療所と違い医師は常駐していないため、正常な経過の妊娠や出産のみの取り扱いとなります。また、基本的に医療行為を行うことはできません(緊急時は医師に許可された薬剤を使用することがあります)。

助産所でできること

  • 妊婦健診や保健指導
  • 身体づくりについてのアドバイス(食事指導・冷え予防・ウォーキング・バランスボール・マタニティヨガ等)
  • フリースタイル出産
  • 立会い出産
  • STS(skin to skin:早期皮膚接触)
  • 乳房・乳頭ケア

助産所でできないこと

  • 医療行為:帝王切開、無痛分娩、会陰切開、陣痛促進剤の使用、吸引分娩 等
  • 既往帝王切開の方、多児出産、骨盤位(逆子)出産、ハイリスク妊娠や出産
  • 婦人科疾患の既往合併症のある妊婦の方
  • 不妊治療で妊娠された方:嘱託医師や提携医療機関と相談の上、経過をみて判断することになります
  • その他、詳細は一度お問合せの上、ご相談ください

妊婦健診について

当センターでの健診は妊娠20週からとなります

妊娠中は女性ホルモンの影響、身体や心の変化のため、様々な感情が出てきます。妊婦健診を行いながら不安や心配な気持ちを軽減できるよう寄り添ったり、妊娠・出産を前向きにとらえてもらえるようにお話したり、一人ひとりを尊重しながら保健指導をします。

診察時間

月~金曜日 9:00~15:30まで(予約制)

※お仕事やご家族の都合などで土日祝をご希望の場合はご相談ください

妊婦健診スケジュール

  • 妊娠23週まで: 4週間に1回
  • 妊娠24週から35週まで: 2週間に1回
  • 妊娠36週以降、出産まで: 1週間に1回

妊婦健診の内容

  • 尿検査、血圧測定、体重測定、子宮底・腹囲測定、胎児心音聴取
  • 冷えやむくみなどのチェック、超音波画像診断(エコー)、NST(ノンストレステスト)

※NST(ノンストレステスト):赤ちゃんの心拍数、胎動、おなかの張り、お産の進行具合や赤ちゃんが元気かどうかを評価します。妊娠36週以降と必要時に実施します。

妊娠初期から出産までの流れ
  1. 妊娠検査薬で陽性が出たら、お近くの産科がある病院や診療所で受診
  2. その後も産科のある病院や診療所を受診(2~3回)
  3. 2の間に妊娠初期の検査結果が出たら、一度、当センターにご連絡ください
  4. 施設見学と検査結果持参・問診票記入(予約制)
  5. 当センターでの妊婦健診は妊娠20週からとなります
    持ち物:母子健康手帳、新婦健康診査受診券、タオル(初回は紹介状・印鑑・保険証を忘れずお持ちください)
  6. 妊娠24~25週:妊娠中期採血(貧血・妊娠糖尿病)
  7. 妊娠30週前後:嘱託医療機関にて妊婦健診、胎児エコースクリーニング
  8. 妊娠34~35週:嘱託医による妊婦健診、妊娠後期採血(貧血)、膣分泌検査(GBSの有無確認)
  9. 妊娠36週以降は毎週NST(ノンストレステスト)実施
  10. マタニティヨガ、ウォーキング、スクワット、階段昇降、バランスボール等で身体づくりを行ってもらいます

お産のとき

妊婦さんと生まれてくる赤ちゃんの安全と安心を最優先に細やかな観察とケアをおこないサポートします。

  • 産む姿勢を自由に選べます。フリースタイル出産をおこなっていますので、分娩台で仰臥位(上向き)、横向き、四つん這いなど自分の心地よい姿勢で出産をすることができます。
  • 立会いは自由です。妊婦さんが一緒に居てほしいと思う人に立会いをしてもらいましょう。
  • 内診や不快な痛みを伴う処置や診察は最小限にします。
  • 出産中に妊婦さんや赤ちゃんに異常があると判断した場合は、緊急時に薬剤の投与が認められています(事前に嘱託医と相談の上、使用許可を得ています)。使用する際は説明をします。
  • 妊娠中に”バースプラン”をお聴きします。希望されることは助産師にご相談ください。一緒にあなたらしい出産となるようプランを考えていきましょう。

緊急時の対応

当センターは泉大津市立周産期小児医療センター石田医院と提携しています。お母さんや赤ちゃんに万一異常が起こった場合に相談、搬送をおこないます。またOGCS(産婦人科診療相互援助システム)やNMCS(新生児診療相互援助システム)を使用し三次医療機関へ緊急搬送となることもあります。

このような緊急時にスムーズな対応ができるよう、妊娠30週頃に泉大津市立周産期小児医療センターの産科を受診します。情報共有や連携体制を整えていますのでご安心ください。

泉大津市立周産期小児医療センター

住所:大阪府泉大津市下条町16番1号

石田医院

住所:大阪府高石市羽衣1丁目10番11号

費用について

当センターは高石市の施設です。市内と市外、また、入院日数や投薬の有無などにより費用が異なります。詳細は初回見学時にご説明します。

※産科医療補償制度補償金12,000円を含みます。
※直接支払制度を利用する場合は退院時に出産手当一時金50万円が適用されます

面会について

面会時間 13:00~20:00

原則どなたでも面会できますが、産後間もないお母さんの身体のことを考え、短時間での面会でお願いします。また、感染症疑いがある方の面会はご遠慮いただいています。
入院部屋に入ることができるのは大人1名です。2名以上は廊下での面会となります。ご了承ください。

※感染症流行時にはご家族様以外の面会を制限させていただく場合があります

里帰り出産

当センターは助産所であり安心・安全に出産してもらうため、遅くても妊娠28週までには里帰りをしてもらい、妊婦健診を受けていただきます。

お住まいの都道府県以外で妊産婦健診や新生児聴覚検査などを受けた場合、費用の払い戻しができる場合があります。自治体によって助成内容や精算方法が異なります。母子手帳をもらう際に手続き方法を確認しておきましょう。詳細は当センターにお問合せの上、ご相談ください。

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