長野市 台風19号豪雨災害 被災地支援に参加しました!

新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
きゃらの郷は、地域の皆様と共に今年も頑張って参ります。

 

昨年12月13日(金)~12月15日(日)、台風19号豪雨災害支援ボランティアにきゃらの郷から3名の職員が参加しました。今回も、高石市社会福祉協議会のボランティアバスでの参加でした。支援地は長野県長野市内で、12/13(金)23時、決起集会の後に高石市役所を出発しました。

翌12/14(土)8時
長野市災害ボランティアセンター りんごサテライトへ到着しました。

こちらは特別養護老人ホームりんごの郷の敷地で、とても大きな施設でした。
豪雨災害に遭われた利用者様、避難活動をされた職員の方々、本当に大変なご苦労をされたことと思います。

高石市から、救援物資、義援金の贈呈がありました。

私たち高石社協チームは2手に分かれて作業に向かいました。

★災害ボランティアとしての心構え

・被災された方の心情に配慮する事。被災ゴミの中には家族の大切にされていたものがあるので勝手な判断で処分しない。
・被災家屋の物品を使い作業することもあるので、物品は大切に扱う。
・連続作業は負担が強いため30分おきに休憩を挟むこと。

今後ボランティア活動を検討されている方は参考にして下さい。

作業場までの道中、このような景色が続きます。この土は堆積した土砂です。表面は乾いているように見えますが少し踏みつけると足元を奪われるほど水分を含んでおり、大変重いです。

被災地には数か所の拠点があり、簡易トイレ、スコップ等の備品が置いています。各自で拠点から備品を現地へ持ち込みます。外見上、きれいな住宅がたくさんありますが、ほとんどが水害に遭っており、そこでは住めない状態です。

今回作業させていただいたお宅です。土砂が壁の位置まで来ていた様子がわかります。
屋内は床上浸水し、床板はすでに撤去されて梁(はり)だけが残っている状態でした。

このように乾いた土砂が乾燥してあちこちに付着しています。へらでこすって土を落としていくとても地道な作業です。この土砂が家の中の梁(はり)や壁、家財道具に堆積しています。それを取り除き、消毒液を散布して拭き上げるとても根気のいる作業でした。

もう1班はりんご農園の被害のなかったりんごの洗浄と、りんごの木に堆積した土砂を取り除く作業をしました。このようにほとんどのりんごが被害に遭っています。木の周りの土砂を取り除かないと根っこが呼吸できなくなるそうです。粘土質の大変固い土砂を取り除く作業は大変重労働でした。

予定していた作業の他に、現地の社協フタッフから被災者の意向を聞きながら、がれきの撤去など必要な作業の指示がとびます。

今回、こちらの地区では年内最後のボランティアの受け入れだったようで、年末から降雪がみられるため作業を急がないといけないという事情もあり、総勢2000名のボランティアを受け入れたそうです。
長野市は他の被災地と比べてボランティアの参加数が大変少ないそうで、復旧もあまり進んでいないとのことでした。

今回ボランティアに参加して感じたことは、1回の参加でできる貢献は本当に微々たるものであること、復旧まで気の遠くなるような時間が必要であること、長い期間継続して支援をする必要があるということでした。

被災地はこれから厳しい冬を迎えます。帰宅できず、多くの方々が避難所や仮設住宅での生活を余儀なくされていること、特産品のりんごが甚大な被害を受けていること、被災地に行けば、それを目の当たりにします。

当法人としても1日でも早い復興を願い、今後も息の長い支援ができればと思います。
被災地支援で購入したりんご、とてもみずみずしくおいしかったです。

今後もチーム高石でボランティア活動を続けていきます!

( 丹本・柳瀬・吉田 )